こんにちは、ひっともです!
- キャンプなどのアウトドアのお供に
- 停電に備えた防災用品の一部として
近年その重要度を増しているポータブル電源!
ポータブル電源は多くのメーカーから商品が出ていますが、この記事に来ていただいているあなたはJackrey(ジャクリ)製品に興味があるのではないでしょうか?
この記事ではJackery(ジャクリ)から発売されているポータブル電源、Jackery1000Proを実際に使ってみて色々と検証してみたレビュー記事になります。
公式ホームページ:Jackery 1000Pro結論を先に言っておくとJackery1000Proはポータブル電源にこんなこと↓を求めている方におすすめです!
公式ホームページ:Jackery 1000Pro一つでも当てはまっている項目はあったでしょうか?
もしあればこの記事を読み進めてみてください。
この記事があなたのポータブル電源選びの参考になれば幸いです!
なぜJackeryなのか?
「Jackeryは世界で初めて屋外用ポータブル電源を開発した企業」です。
もちろんそれだけではなく、
- 世界で累計200万台超える販売実績
- その製品は「防災製品推奨品認証」を取得
- 充実したカスタマーサポート体制があり、メール以外に日本語での電話対応も可能
- 最長5年の長期保証・30日間の返金保証
など、ユーザーが安心して購入できるメーカーです。
そして意外と重要なのが購入時には気にすることが少ない、不要となったポータブル電源の処理について。
Jackeryはアフターケアも充実。
不要となったポータブル電源を回収してリサイクル資源として回収する活動を行っています。
なお、送料は負担する必要があるものの、リサイクルにかかる費用は無料です。
詳しくは、下記を参照。
Jackery : ポータブル電源のリサイクルサービスを開始Jackery1000とJackery1000Proの比較・違いは何?
名前が似てるけど、Jackery1000とJackery1000Proって何が違うの?
主な違いを表にまとめました!
各項目の説明と実際に使ってみた検証結果も参考にしてください。
機能・性能 | Jackery1000 | Jackery1000Pro |
---|---|---|
充電速度 (ACアダプタ) | 7.5時間 | 1.8時間 |
充電速度 (シガーソケット) | 14時間 | 12時間 |
AC100Vコンセント | 純正弦波60Hz | 純正弦波50Hz/60Hz |
保証期間 | 2年+延長保証1年 | 3年+延長保証2年 |
USB出力端子 | USB-A :2口(1口はQC3.0対応) USB-C: 2口 | USB-A :2口(2口ともQC3.0対応) USB-C: 2口(PD100W) |
寿命(サイクル数) | 500回 | 1000回 |
LEDライト | なし | あり |
サイズ 重量 | 約332x233x243mm 約10.6 kg | 約340x262x255mm 約11.5kg |
充電速度
Jackery1000Proでは超高速充電が可能に。
0%から100%のフル充電にかかる時間がたったの1.8時間(=1時間48分)
Jackery1000が7.5時間なので大幅な性能アップと言えます。
実際にJackery1000Proを充電してみた結果がこちら。
検証では36%からの充電でしたが、100%になるまでの所要時間は約1時間8分。
超高速充電であることを確認できました。
シガーソケットを使った場合でも14時間から12時間に短縮。
車で移動中に充電する場合にも良いですね。
AC100Vコンセント周波数
Jackery1000Proでは周波数を50Hzと60Hzに切り替えることが可能になっています。
周波数を切り替えられることで周波数が限定される製品にも使用できるようになりました。
どの機器が適用可能か気にする必要がなくなるのは嬉しいですね。
50Hz↔60Hzの切り替えはAC出力ボンタンを長押しすることで変更できます。
保証期間
Jackery1000Proでは最大で「3年+延長保証2年=5年」の保証期間となりました。
延長保証の+2年は公式サイトでユーザー登録を行うことで適用されます。
USB-A & USB-C 出力の急速充電対応
Jackery1000と比べ、USB-AとUSB-Cの出力ポートの性能も向上。
- USB-A出力は2口とも急速充電(QA3.0)に対応。
- USB-C出力はPD100Wに対応し、最大で100Wの供給が可能。
となっています。
これによりJackery1000と出力ポートの数は同じですが、複数のアイテムを同時に急速充電することが可能になっています。
実際にiPhone SE(第3世代)をUSB-C純正ケーブルで0%→100%まで充電した結果がこちら。
12W前後で充電が開始。充電にかかった時間は1時間25分(=85分)でした!
同じ携帯をApple純正の5Wアダプターで充電したところ、かかった時間は2時間15分(=135分)。
急速充電は大幅な時間短縮効果があることが実感できました。
寿命(サイクル数)
ポータブル電源の寿命はサイクル数で表現されます。
1サイクルは充電を0%から100%まで行い、その後0%まで使い切った状態のことを言います。
Jackery1000Proのサイクル数はJackery1000の500回から2倍の1000回に倍増しています!
LEDライト
Jackery1000ProではLEDライトが新たに追加されています。
消費電力は明るさの異なる1Wと3Wの選択が可能。
仮に3Wで使用する場合でも、約200時間の連続使用が可能です。
実際に3WのLEDを暗い部屋で付けてみたのがこちら↓十分明るいことが分かると思います。
サイズ
性能向上に伴い、Jackery1000と比べて、重さが約1kg増加。3辺の長さも数センチずつ大きくなっています。
ただし、Jackery1000ProはJackery1000よりも重くなったとはいえ、総重量11.5kg。
同じクラスのポータブル電源と比較しても軽量な部類になります。
また、便利な収納式の持ち手があるので、片手で持つことが可能です。
徹底検証:Jackery1000Proで使える家電
我が家の家電で何が使えるのかいろいろと検証してみました。購入の際の参考にしてください。
Jackery1000Proで使える家電
Jackery1000Proは定格出力1000W(瞬間最大出力2000W)のため、消費電力が1000W以下のものであれば使うことが出来ます。
具体的には、
- 携帯の充電
- ノートパソコンの充電
- サーキュレーター
- テレビ
- LEDライト
- 電気毛布
- 小型IH調理器
などなど、1000Wあれば多くの家電は使用することができます!
またこのように合計の消費電力が1000W以下であれば複数のアイテムを同時に・充電・稼働することができます。
一方で消費電力が1000W以上の高出力家電は使えません。
一般的な例では、
- 電子レンジ
- ドライヤー
- 電気ケトル
などがここに当たります。
そうなんだ、電子レンジとか使えないのは残念…
あくまで”一般的な例”なので実際に使えるか検討してみました!
検証!高出力家電は使える?使えない?
Jackeryのパンフレットではドライヤーや電子レンジは容量がJackery1000Proよりも大きい、Jackery1500やJackery2000Proで使用可能な家電にリストアップされています。
一方で、”「使える家電」は一般的なものを想定しているため、使用する家電の消費電力を確認いただき、各製品の定格出力の範囲でおつかいください。”
とも書いてあります。
なので実際に我が家の家電で実際にJackery1000Proでどこまでの家電が動く試してみました!
ドライヤー
高出力家電の代表格、ドライヤーを試してみると?
動いている!?ただ、出力表示が1000W以上の1245 Wとなっている。
どゆうこと?と思っていると。
数十秒の稼働後にドライヤーが停止。
1000W以上の出力の場合、自動で停止する仕様になっているようです。
やはりドライヤーはだめか…と思ったのですが、ドライヤーって温風・冷風がありますよね。
冷風は?と思って動かしてみると…、動きました!
消費電力も166Wなので全然余裕です。
温風と冷風で出力はこんなにも違うんですね。
(我が家のドライヤーの場合)温風でもTurbo/Dry/Setの3段階あります。
次の疑問は、Turbo以外のモードはどうなる?というもの。
実際に試してみると、DryはTurbo同様1000W以上の1217Wなので使えず。
一方で、Setは634Wで使うことができました!
つまりJackery1000Proでも温風ドライヤーのモード次第では使うことが可能ということが分かりました!
電子レンジ
次にし試したのが、電子レンジ。
電子レンジが使えるといろいろ便利なので、期待が高まります。
まずは電子レンジ(600W出力)を動かしてみましたが、消費電力が1300Wほどとなり、稼働後にすぐにストップ。
次に電子レンジ(500W出力)をためしてみると…
消費電力は937W!
Jackery1000Proの定格出力1000W以下なので使うことが出来ました!これは嬉しい。
さらに電子レンジ(200W出力)も試してみると消費電力は600Wほど。ここまでくると余裕で稼働させることができました。
つまりJackery1000Proは電子レンジもワット数次第で使用可能ということがわかりました。
電気ケトル
我が家の電気ケトルをためしてみたところ、使用することができませんでした。
一瞬だけ1249Wの消費電力が表示されましたが、すぐにストップ。
我が家は、山善の電気ケトル(NEKM-C1280)を使用しており、消費電力は1200Wという仕様。
ドライヤーや電子レンジと違い、出力モードの設定がないので、定格出力1000W以上となり、使えなかったようです。
一方で電気ケトルは700W~1000Wクラスの電気ケトルも数多く発売されています。
つまり電気ケトルを使いたい場合は、ご自身の電気ケトルの消費電力に注意!ということになります。
検証結果まとめ
実際に高出力家電を検証してみた結果、
- 出力モードに注意すればドライヤーや電子レンジまで使用可能
- モード変更がない家電は消費電力が1000W以下であることを要確認
という結果になりました。
Jackery1000Proはどんなキャンプに向いてる?
ポータブル電源を使う機会に、キャンプを想定している方も多いと思います。
Jackry1000Proをキャンプに持って行けば、夏はサーキュレーター・冬は電気毛布を使いより快適に過ごすことが出来ます。
また出力ポートは:
- ACポート :3個
- USB-A : 2個
- USB-C : 2個
- シガーソケット : 1個
の合計8個のポート存在します。
Jackery1000Proの電源容量は1002Whのため;
- 携帯充電(MAX 18W) : 約54回
- サーキュレーター(20W) : 約42時間
- 電気毛布(55W) : 約14時間
に使うことが可能です。
つまり家族で行くような複数人でのキャンプに向いている仕様だと思います。
持ち手も収納でき、上がフラットになるのでこの点も便利です。
重量は約11.5kgなので片手で持ち運びできるのもキャンプに持って来いです。
Jackery1000Proは防災アイテムに向いている?
「いざ使おうと思ったら、充電が足りない…」なんて状況は避けたいです。
定期的に充電を行っておくことが災害への備えとしては第一ですが、Jackeryのポータブル電源のProシリーズは、自然放電が少ないため、100%の状態から仮に1年放置しても20%の電池残量が残ります。
従って、いつ来るかわからない災害の備えとして強い味方となり得ます。
Jackery1000ProにはLEDライトがついているのも嬉しい点です。
電源容量も1002Whなので;
- テレビの視聴(60W) : 約13時間
- LEDライト(3W) : 約200時間
- 電子レンジ:出力モード次第
を使うことが可能です。
検証では、出力モードに注意すれば電子レンジも使えることがわかりました。
災害の備えとして考えるのであれば、何かと便利な電子レンジはポータブル電源で使えるか・使えないかという点が重要になると思います。
また、ソーラーパネルからの充電もできるので両方あれば長期停電でも対応できます。
公式ホームページ : ソーラーパネル /Jackery SolarSaga 100まとめ (Jackery1000Proが向いている人・向いていない人)
Jackery1000Proは大容量(1002Wh)かつ高出力(定格出力1000W)を有しています。
実際に使ってみると、出力モードや、家電の消費電力に注意すれば電子レンジ・ドライヤー・電気ケトルといった高出力家電も使えることがわかりました。
私としては、下記のような方にJackery1000Proはおすすめです!
公式ホームページ:Jackery 1000Pro一方で、このような方には別のポータブル電源をおすすめしたいです。
- 消費電力を気にせず何でも使いたい方 → Jackery1500ProやJackery2000Proをおススメします!
- ソロキャンプや低出力の家電が使えれば十分な方→ Jackery708をおススメします!
この記事があなたのポータブル電源選びの参考になれば嬉しいです。
それではまた!
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