こんにちは、ひっともです。
ふるさと納税のワンストップ特例申請。
数年前まで紙での申請しかできず、寄附ごとにマインナンバーカードのコピーを取ったり面倒でしたが、近年(2022年~2024年)は完全オンライン申請できる自治体が増えてきましたね。
一方で自治体や寄附ポータルサイトにより複数のオンライン申請方法があり、ユーザーにとっては少しわかりにくい現状もあるのかなと思っています。
今回は2023年12月に私が寄附した5自治体のうち4自治体が対応していた「ふるまど x IAM(アイアム)」を使ったオンライン申請に関して、サービスの概要や使い方を解説していきたいと思います。
はじめてオンライン申請を行う方に向けて丁寧に解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
「ふるまど」と「IAM(アイアム)」の違いって?
2023年にふるさと納税を行ったら、ワンストップ特例申請書(=寄附金控除に係る申告特例申請書)と共に、この紙↓が送られて来た方も多いのではないでしょうか?
便利そうなんだけど、「ふるまど」と「IAM(アイアム)」ってどんなもの?
実際に使ってみるとかなり便利でした。どのようなサービスなのかも調べてみましたので、参考にしてみてください。
「ふるまど」とは?
「ふるまど」は寄付した自治体の情報を入力することで複数自治体のワンストップ特例申請をまとめて行うことができるサービスです。
- ウェブサイトのため、アプリのダウンロードは不要です。
- このサービスを使うためには、「ふるまど」のアカウントを作ることが必要です。
このサービスを展開している、シフトプラス株式会社のプレスリリースによると、もともとは1自治体ごとに申請が必要だったものが、2023年8月7日から複数の自治体をまとめて申請できるサービスにアップデートされたようです。
シフトプラスでは、ふるさと納税「ワンストップ特例申請」を完全オンライン化する「IAM<アイアム>」公的個人認証アプリを用いた、申請書類の送付を行わない完全オンライン申請を提供してまいりました。これまでは1自治体毎での申請が必要でしたが、本日10時にリリースいたします新しい「ふるまど」にてオンラインでのワンストップ特例申請におきまして、複数自治体への一括申請が可能となったことをお知らせいたします。
ふるさと納税をもっと便利で、カンタンに!新しい「ふるまど」で、複数自治体のワンストップ特例申請をまとめてオンライン申請が可能に!※令和5年度の寄附より利用可能 | シフトプラス株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)
「ふるまど」に対応している自治体は?
2023年の年末時点で300以上の自治体が対応しています。
ふるまどの公式サイトから対応している自治体を確認できますので、最新情報はこちらを参照してください。
「IAM(アイアム)」とは?
「IAM(アイアム)」はスマートフォンとマイナンバーカードを使った、公的個人認証を行うためサービスです。
- 自分の携帯(スマートフォン)にアプリをダウンロードして使います。
- 一方で、このアプリを使うためのアカウント登録は不要です。
「ふるまど」と同じく、シフトプラス株式会社のサービスで、2022年8月からアプリがリリースされています。
2022年8月にNTTコミュニケーションズ株式会社・宮崎県都城市と共同開発した公的個人認証アプリ「IAM<アイアム>」をリリースし、スマートフォンを使用した公的個人認証を手軽に利用することを可能とし、初年度の累計ダウンロード数・申請数がともに100万を突破しました。また、2023年8月時点では約150万ダウンロードに達しています。
ふるさと納税をもっと便利で、カンタンに!新しい「ふるまど」で、複数自治体のワンストップ特例申請をまとめてオンライン申請が可能に!※令和5年度の寄附より利用可能 | シフトプラス株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)
IAMの安全性は?
アプリに個人情報や個人番号などを一切保存しない仕様になっており、データセンターも国内とのことなのでセキュリティーは高いと言えると思います。
アプリに入力するのは、「券面事項入力補助」と「署名用電子証明書」の暗証番号のみ。アプリには個人情報や個人番号などを一切保存しません。
ワンストップ特例申請の完全オンライン化について | ふるさと納税 | 行政情報 | 北海道別海町 (betsukai.jp)
また、データセンターも大手通信会社並みの安全性を有しており、開発も運用も全て国内で行っていますので、安心してご利用いただくことが可能です。
「ふるまど」と「IAM(アイアム)」を使ったオンライン申請の方法
「ふるまど」と「IAM(アイアム)」の概要が分かったところで、このサービスを使ったオンラインでのワンストップ特例申請の手順(STEP-1からSTEP-7)を実際の画面を使って説明します。
STEP-1 : IAM(アイアム)アプリのダウンロード
まずはIAM(アイアム)アプリをApp StoreかGoogle Playからダウンロードします。
マイナンバーカードが読み取れない?
私はIPhoen SE(第三世代)を使用しているので、App Storeからダウンロードしました。
個人的にはこのアプリで何の問題も無く申請が完了し、アプリもシンプルで分かりやすい作りとなっていたため★5つの評価です。
一方で「評価とレビュー」を見てみると、高評価と低評価の二極化しているようです。
低評価の方のコメントを見てみると、マイナンバーカード読み取りの際にトラブルがあったことが原因のようです。
参考までいくつかエラーの原因&対策を記載します。
詳しくは、公式サイトのFAQも参照してみてください。
STEP-2 :「ふるまど」で新規アカウントを作成
「ふるまど」の公式サイトにアクセスし、「新規アカウント作成」を行います。
STEP-3 :「ふるまど」にログインして寄附を追加
次は作成したアカウントを使って「ふるまど」にログイン。
寄附を追加していきます。
寄附の追加には、
- 寄附金税額控除に係る申告特例申請書に記載のQRコードを読み取る
- ポータルサイトの注文番号か寄附(整理)番号を入力する
の2つの方法が可能です。
寄附金税額控除に係る申告特例申請書に記載のQRコードを使って追加
まず、スマートフォンでQRコードを読み取ります。
「ふるまど」のウェブサイトが立ち上がるので下記手順で寄附を追加します。
ポータルサイトの注文番号か寄附(整理)番号を使って追加
ポータルサイトの注文番号か寄附(整理)番号でも寄附を追加できます。
まずはポータルサイトの注文番号での寄附追加の手順です。
続いての寄附(整理)番号での寄附追加の手順です。
※No.1~No.4まではポータルサイト注文番号と同じ手順です。
STEP-4 : 「ふるまど」で”まとめて申請”を行う
寄附の追加が終わったら、”まとめて申請”に進みます。
STEP-5 :「IAM」を使ってマインナンバーカードの暗証番号を入力
ここからはIAM(アイアム)アプリを使っていきます。
マイナンバーカードの暗証番号は下記の2種類あります。
1.券面事項入力補助暗証番号=>数字4桁の暗証番号
2.署名用電子証明書暗証番号=>英(大文字)数字で6文字以上16文字以下
※特に英字は小文字ではなく大文字なので注意しましょう。
STEP-6 :「IAM」を使ってマインナンバーカードの読み取り&申請
ここまで来たらあと少しです!お手元にマイナンバーカードを準備してください。
これで「ふるまど」と「IAM(アイアム)」を使ったオンラインでのワンストップ特例申請は完了です。お疲れさまでした!
マイナンバーカードの読み取りでエラーがでてしまった…。
読み取り時の主なエラー原因&対策をまとめましたのでこちらを参考にしてみて下さい。
STEP-7 : 申請の受理を確認
オンライン申請は完了したけど、自治体に受理されたのか不安…。
登録したメールアドレスに届く、自治体からのメールを確認しましょう。
オンライン申請から受理にかかる時間はどのくらい?
私は年内に申請を終わらせてしまいたいと思い、2023年12月31日の2:28に電子送信を完了したところ、自治体に受理されたのが2023年12月31日の11:26でした。想像より早くて驚きました!
まとめ
今回は、「ふるまど」と「IAM(アイアム)」を使った、オンラインでのワンストップ特例申請に関して紹介させて頂きました。
マイナンバーカードをプリントアウトしたり、申請書に記入したりといった紙での申請に比べるとオンライン申請はかなり便利です!
この記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
それではまた!
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